プログラミング応用Ⅰ・Ⅱ (2024年度 S1・S2)

講義概要

対象: 精密工学科3年
時限: 木曜日 4-5時限 (14:55-18:35)
担当教員: 大竹 豊,富井 直輝 担当TA: パク チョルム,浅見 颯斗,村上 直樹

講義の目的

本演習では,数値演習を題材にプログラムを作成し,プログラミングに慣れ親しむことを目的とします.皆さんに行列演算ライブラリを自作してもらい,それを用いて様々なプログラムを作っていきます.現在は,数値制御ソフトウェア(例えばMATLAB)や,数値演算ライブラリが容易に入手できるため,実用的には自分で行列演算ライブラリなどを作る意味はあまりありません.

ただ,それらのソフトウェアも仕組みを理解した上で使った方がより効果的につかいこなせるはずですので,ライブラリの制作を通じて,数値演算やライブラリの構造・仕組みを理解してもらいたいと思います.

「プログラミング応用Ⅰ」はS1ターム,「プログラミング応用Ⅱ」はS2タームでの開講になります.連続した内容となりますので,どちらも履修することをお勧めします.

2024年度もZOOMを併用したハイブリット環境で開講予定ですので,各自準備をお願いいたします.

前提とするスキル

授業予定

プログラミング応用 Ⅰ (S1)

4月11日 数値解析の基礎
4月18日 配列と構造体の動的確保
4月25日 連立1次方程式と行列 (その1)
5月2日 連立1次方程式と行列 (その2)
5月9日 MATLABによる数値解析の入門
5月16日 近似・補間
5月23日 微分方程式の数値解法

プログラミング応用 Ⅱ (S2)

6月6日 並列計算の基礎
6月13日 グラフィックスの基礎
6月20日 アニメーション・三次元グラフィックス
6月27日 自由課題によるプログラミング
7月4日と7月11日 自由課題によるプログラミング 自習 (出欠確認はしません)
7月18日 14時から143講義室で実施. 15時からZOOM上で実施(予定) 自由課題コンテスト 自分で動作させ,説明をする
教員2名,TA3名で採点をする.(欠席すると原則不可)

参考資料

授業の進め方

開発環境について

本講義ではUNIX環境上でC言語によりプログラムを作成していきます.UNIX環境については,WindowsならCygwinあるいMSYS2を,Macであればデフォルトのターミナル上でgccコンパイラを使えば良いでしょう.

計算機室のコンピュータにはCygwinが導入されていますが,自分のコンピュータで作業をしたい場合には以下のページを参考にCygwinあるいはMSYS2を導入してください.

Macを使っている場合には,ひとまず特別な設定は必要ありませんが,Homebrewをインストールしておくと,必要なソフトウェアの導入に便利かもしれません.

開発環境が準備できたら,以下のページを参考に正しくプログラムが実行できることを確認してください.

また,プログラムの実行時に「Segmentation fault」などのエラーが発生したものの,対処法が分からない,という場合には,以下のデバッガの使い方を参考に原因を探ってみてください.

設計演習室・PC利用時の注意

3階設計演習室および皆さんが利用しているPCは,他の講義で他学年の学生さん達が利用する場合があります.

成績評価