2018年2月6–9日、オーストリアの Wels で開催された産業用X線CTに関する学会、iCT2018 (the 8th conference on Industrial Computed Tomography) で長井助教が当研究室の成果を発表してきました。今年のiCTは産学両界からの参加者が300名ほどで、当研究室も数年前から毎回参加しています。
本発表は、組立品のX線CTボリューム（3次元X線CT画像）上で、組立品をパーツ毎に分解する技術について提案しています。同素材からなる部品が精度よく組み立てられている場合、CTボリューム上での部品の切り分けは難しいのですが、それを可能にしている点が今までにない新規な点です。大変好評をいただき、自分たちの研究に使いたいというご相談も数件いただきました。

発表論文：
Sho Watanabe, Yutaka Ohtake, Yukie Nagai, Hiromasa Suzuki.
Detection of Narrow Gaps Using Hessian Eigenvalues for Shape Segmentation of a CT Volume of Assembled Parts Algorithms, image processing and visualisation.
iCT2018, Wels, Austria, February, 2018.

学会情報：
iCT2018
http://www.3dct.at/cms2/index.php/en/welcome-3